2級・第93回
今では当たり前のインスタントラーメン。その誕生は、1958年、日清食品の「チキ ンラーメン」の発売にあります。製造工程である、製めん、蒸し、味付け、油あげ、乾燥を工業的に確立し、量産に成功したのです。お湯をかけて2分間でできるという味付けの即席めんは、魔法のラーメンとも呼ばれました。日本人はめん類好きで、戦後は中華そばの屋台に行列ができるほどでした。敗戦後の粗末な食生活の中にあって、中華そばは安くてカロリーの高い栄養食として人気を得ていたのです。チキンラーメンの生みの親は、日清食品の創業者である安藤百福です。おいしいこと、保存できること、調理しやすいこと、価格が適していること、安全なこと、これらの5つを目標に開発を進め味付けの即席中華めんとして開発に成功したのです。ラーメンという呼び方が中華そばに代わって広く使われるようになったのも、チキンラーメンの登場がきっかけです。少し遅れること1960年、森永製菓からインスタントコーヒーが発売されました。その後も続々とインスタントものが登場しました。マスコミもこのブームをインスタント時代と呼び、インスタントは一大流行語となりました。
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