2級・第99回
「エンゲージメント」とは本来、約束や契約を意味する言葉です。人事においては、従業員の会社に対する愛着心や思い入れを表し、さらに、個人と組織が一体となり、互いの成長に貢献しあう関係という意味で使われています。個人の成長や働きがいを高めることは、組織の価値を高め、組織の成長が個人の成長や働きがいを高めるという考え方につながります。このように、企業と従業員の結びつきが強い状態のことをエンゲージメントが高いといわれています。エンゲージメントが人事において注目される背景には、近年の就業状況の変化があります。終身雇用制度がくずれ、少子化が進み、若年層 の離職率の上昇によって、
企業の人材不足が問題となっています。組織は長期的な観点から人事制度や人材育成を見直す必要性に迫られているのです。エンゲージメントが高い組織は、従業員一人ひとりが組織を信頼し、自身と組織の成長に向けて意欲的に取り組む特徴があります。つまり、エンゲージメントの高い組織を実現できれば、人材は組織に定着し、業績や生産性の向上につながります。個人と組織の成長が期待できるエンゲージメントは、重要な人事戦略の一つになっています。
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