2級・第100回
企業は投資家から資金を調達して経営しています。投資先の企業の選び方において、商品やサービスが長期的に環境や社会課題の解決につながる企業を優先するという考え方があります。利益を考慮しないわけではなく、長い目で見れば利益を生み、持続可能な社会を実現するというもので、この投資手法をESG投資といいます。ESGとは、環境、社会、企業統治の英語の頭文字をとって作られた言葉です。それぞれの課題として、環境には、二酸化炭素排出量の削減、水質汚染の改善、再生可能エネルギーの使用などがあります。社会には、適正な労働条件や男女平等などの人権対策、ワークライフバランス、地域社会への貢献などがあります。企業統治には、業績悪化に直結するリスクの回避、法令順守、社外取締役の設置などがあります。例えば、コーヒーチェーン店がプラスチック製ストローを廃止したり、自動車メーカーがガソリン車から電気自動車にシフトしたりする動きがあります。企業によってはESGの取組みを報告書として公開しています。消費者においても、モノやサービスを買う際のESG消費を始めることによって、企業活動の未来を変えることが期待できます。
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