2級・第96回
結婚を考える人が意識するジューンブライドとは6月の花嫁を意味します。この由来でもっとも有力な説がローマ神話の女神「JUNO」です。彼女は主神ゼウスの正妻で、6月の月名であるJUNEの語源でもあります。彼女は、結婚や出産、育児の象徴とされ、女性と家庭、子どもを守る女神として古来よりあがめられてきました。そこで6月に結婚するとJUNOに祝福されて、幸せな結婚生活が送れるといわれるのです。ヨーロッパが由来のジューンブライドですが、日本で広まったきっかけは企業戦略によるものです。ヨーロッパの6月は天気が良く、雨も少なくて過ごしやすいのですが、日本では梅雨にあたります。結婚式の当日が雨になる可能性が高いため、式場やホテルは仕事が減ってしまいます。そこで、梅雨の時期に落ちる売上を回復するため、当時のホテルオークラの副社長が、海外のさまざまな結婚事情を調べるなかで、ヨーロッパのジューンブライドを見つけました。梅雨の時期ですが、ジューンブライドという言い伝えがあり、6月の花嫁は幸せになれると宣伝していきました。そのロマンティックな言い伝えに共感する人たちが少しずつ増え、日本で定着したのです。
文書の文字数(約) |
入力した文字数 |
入力した正解文字数 |
500文字 |
0文字 |
0文字 |
年・組 |
出席番号 |
氏名 |
文書の文字数(約) |
入力した文字数 |
入力した正解文字数 |
入力した分間 |
日付 |